この前のみちのくVEチームによる、FCC試験に参加した時にAPRSに詳しいELGさんから、APRSアプリU2APRS(Android APRS Tracker)を紹介してくださいました。
このアプリの作者はUDEさんで、FCC試験後のエレメント5でEBしています。Hi..
===設定編===
①U2APRSは、アンドロイドマーケットに登録していませんので作者のHPから直接ダウンロードしてください。スマホのウェブで「U2APRS」で検索すれば、直ぐに見つかります。
http://fujisangoro.web.fc2.com/index.html
②インストール方法は、ホームページを参照しながらをオススメします。アプリケーション設定で、「提供元不明のアプリ」チェックするだけでインストール可能です。
③インストールが完了したらU2APRSを起動し、設定を行います。コールサインは、「JH7UJI-5」のように、コールサイン+「-5」を付けています。SSIDの規定によると「-5 Other network sources (Dstar, Iphones, Blackberry's etc)」となっているようです。
とりあえず、自分からビーコン送信(aprsサーバに位置を登録不可)はできませんが、GPSやRadio(携帯基地、WIFI)の動作が確認できるようになります。
位置情報元はデフォルトで、「Radio」となっていますが、「GPS」に変更した方が良いです。「Radio」のまま、市内を車で走行したところ、携帯基地局を指すため、走行地図がグチャグチャになってしまいました。
④ビーコンを発信できるように、APRS-ISへのログインパスワードを得る必要があります。以下から登録できます。
UI-View32 APRS Software Registration (国内登録)
登録は手動のようですので、気長に待っていれば、メールでパスワードが届くと思います。私は登録した次の日に連絡いただきました。
U2APRSを起動して、設定→パスワードで5桁のパスワードを入力すれば、ビーコン発信もできるようになります。
===実戦編===
今週、秋田に行った時に、新幹線からビーコン発信を行いました。ビーコン発信は、手動でビーコン送信ボタンを押す事によっても可能ですが、左下の「手動」→「自動」とすれば、ビーコン間隔毎に送信されます。ビーコン間隔は、ディフォルトで時間(秒)が10分、距離(m)が1000mとなっていますが、現在は1分、300mに設定して使っています。
U2APRSは、ビーコン間隔でGPS測位をするため、常にGPSのONしている場合と比較して、低電力化されており、仙台→秋田の移動時間約2時間20分中も、何度も画面を明けてGPS測位の位置を確認したりしましたが、到着までバッテリ切れになることはありませんでした。
aprs.fi で確認すると、こんな感じになりました。
また、初U2APRSでメッセージ機能を使ったことがなかったのですが、行きの新幹線で作者のUDEさんからメッセージが入り、スマホからコールサインが音声合成で聞こえたのにはビックリしました。簡易なメッセージ交換には便利です。
これまで、APRSを経験したことがありませんでしたが、無線ではありませんが、やっとAPRSにたどり着いたという感じです。無線でAPRSを楽しむより、簡単で、かつ、地図を見ながらのAPRSのビーコン発信は便利だと思います。
常に自分の居場所を公開するという事には抵抗感はあるのですが、移動運用や長距離移動などで有効に活用できればと思っています。
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